果樹苗を育てて数年たち、自分で見つけた果樹園芸の楽しみ方をまとめました。

同じ果樹を多品種育ててみる
 一番丈夫で育てやすい品種をまず購入してうまくいったら、違う品種も育てます。基本的な育て方を習得している事と、環境もその植物に適合しているという事なので同じ果樹で品種を増やしていきます。また、果樹によっては一本で育てるよりも多品種あった方が受粉しやすくなり果実も多産になりやすいというメリットもあります。

※一本では収穫が少なくても数本育てる事によってまとまった収穫が望めます。




収穫して食べた果実の種をまいて育てる
 種から育てると親とは違う性質を伴う事結実まで時間が大きくかかるため、挿し木や接ぎ木の苗から育てた方が効率がよいのは承知のうえで育てます。数年後、おいしい果実ができない木になったとしても接ぎ木の台木にしたり葉を利用したりできます。

※枇杷の葉、柿の葉、無花果の葉などはお茶にできます。




挿し木、接木に挑戦してみる
 果樹は同じ品質・同じおいしさの果実を得る為に多くは挿し木・接木によって増やしていきます。園芸店で売っている果樹苗の多くは接木苗だと思います。果樹が成長してくると剪定時に枝がたくさん取れますのでそれを利用しない手はないと思います。

※親木が老木になったり病害虫によって枯れてしまっても、挿し木や接木で次世代の若木を用意しておけば安心して果樹栽培を継続できます。



◆その他、果樹園芸のおすすめポイント
・園芸趣味の結果として果実を得る事ができるので大きな達成感がある。

・果樹の品種は日々新しいものが出てきているのでコレクション性もある。

・大きな庭が無くても鉢植えで果実を収穫できる物も多い。

・運搬が困難であったり保存がきかない為に食品店に流通していない希少な果実を食べることができる。(ポポー、イチジクの一部の品種、フェイジョア等)