私は何回も賃貸物件の引っ越しを経験している事と友人に不動産業界関係者がいるのでアドバイスをもらい、退居時に原状回復費用が発生しにくいコツを掴んだ。明け渡し前にやっておくべき事をまとめた。

◆【入居中】何か不具合があれば放置せず、すぐに管理会社に相談する。
にじむ程度のわずかな水漏れやちょっとした設備の故障も我慢すれば生活できても放置する事で悪化して修繕費用が大きくなります。気付いていたのに報告しないことは入居者の過失になり修理費用を負担させられる可能性が高くなります。また、入居中であれば入居者負担の場合でも保険でなんとかなるかもしれませんので放置はやめましょう。

◆【入居中】5年以上同じ物件に住まない。
どんなに気をつけて生活していても年数が経つとクロスやエアコン・風呂などの設備も劣化して全体的に老朽化してきます。入居者の責任ではなくても退居立会に訪れた不動産業者は頭では分かっていても老朽化した部屋を見てしまった印象に引っ張られてどうしても厳しめの査定になってしまうそうです。2回目の更新を目安に引っ越しを検討しましょう。

◆【退居時】引っ越し完了後に、入念に掃除をする。
退居立会に訪れた不動産業者もホコリまみれで水廻りも汚い部屋を見せられると査定が厳しくなってしまうそうです。自分で思っている以上に他人の部屋の汚れは嫌悪感がつきまといます。時間をかけてキレイに掃除しておくことで多少のキズや汚れは見逃して貰えるかもしれません。

◆クロスのめくれや汚れは自分で補修してみる。
布製・紙製の壁紙は補修が難しいですが、最近の樹脂やビニールの素材のクロスだと洗剤で水拭きできる場合があります。また修正液や補修材で塗ったり埋めたりすることでかなりの割合でキズや汚れを目立たなくすることが可能です。

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※石のタイルのキズに補修用ペンで塗装しました。

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※クロスのはがれた所に補修用ペンで塗装しました。

◆ネジ穴等を大きく開けてしまった場合はパテで埋める。
穴が開いたままにしておくよりもホームセンターなどで売っているパテで埋めて、補修用のペンなどで塗装しておくだけでも見た目が全然違います。

◆【可能であれば】夕方薄暗い時間を選ぶ。
これは私の経験で、夕方しか時間が取れなくて照明器具も外してあったので薄暗い状態での退居立会となり、細かいキズや汚れなどが結構あったのに暗くてよく見えなかったのでなんとなくOKになった事があります。

◆【可能であれば】引っ越し日から明け渡し日まで余裕を持っておく。
遠方への引っ越しの場合、即日の退居立会のケースが多いですが近距離で掃除や修繕に通える場合は、退居日まで余裕を持っておいた方がしっかり手直しできます。

◆自分で設置した設備のうち、撤去に費用がかかる物で故障や破損していない物についてはダメ元で残置してみる。
自分でエアコンや浄水器やシャワーヘッドなどを交換している場合、元に戻すのにも結構な費用がかかってしまいます。退居立会に来ている不動産業者は、元の状態を知らない事も多いので通常使用できる設備の場合は残置していても何も言われない事も多いです。もしバレても言われてから撤去費用を負担しても同じ事です。ただし、容易に動かせるような電化製品や収納家具などは必ずバレますので撤去しましょう。

◎ポイント

・事前に契約書をしっかり読み返してみる事。

・自然消耗や経年劣化、通常使用によるキズは貸主負担である。

・カギ、取扱説明書、リモコンは無くさない事。

・入居時に気になるキズや汚れがある場合は、写真に残しておく事。